AGAの基礎知識

2020年01月19日

AGA(男性型脱毛症)とは、主に成人男性に見られる薄毛のことをいいます。
思春期以降に発症し、30~50代で最も多くなっていますが、最近では20代の患者も増えています。
額の生え際がM字状に後退したり、あるいは頭頂部から薄くなっていくのが特徴です。

AGAは、男性ホルモンが毛周期を乱すことで起こります。
頭髪を含む人の体毛には毛周期と呼ばれる発毛サイクルがあり、一定周期で生え代わりを繰り返しています。
毛周期は毛が太く濃く成長する成長期、成長が終わって抜け落ちるまでの退行期、抜け落ちたあと次に生えてくるまでの準備期間である休止期、というサイクルを繰り返しますが、このうち成長期が短くなり、休止期が長くなってしまった状態がAGAとなります。

毛周期を狂わせる原因は、男性ホルモンの一種・DHT(ジヒドロテストステロン)です。
これはテストステロンが5αリダクターゼという酵素によって変化したもので、これが毛乳頭細胞にある男性ホルモン受容体と結びつくことで髪の成長が阻害され、抜け毛が促進されてしまいます。
DHTの分泌量には遺伝やホルモンバランス、皮脂の分泌量などが関係していると言われています。

こうしたAGAを治療するには5αリダクターゼを抑制してDHTの発生を抑えることが有効です。
そうした作用のある成分として注目されているのがデュタステリドです。
これまでAGAに最も効果があるとされてきたフィナステリドは、I型・II型の2種類ある5αリダクターゼのうちII型にのみ作用しますが、デュタステリドはI型・II型の両方に作用するため、より効果が高いと言われています。
デュタステリドはアボダードという育毛薬に配合されています。
また、アボダードのジェネリック薬としてデュタスという薬も発売されています。